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DT230 ランツァ (私的)大発見

初チェーン清掃

明けまして、おめでたがって3個も餅を入れた雑煮を食べ、日本酒をクイっとやると、オレはすぐにランツァのリアをスタンドで持ち上げ、元旦からチェーン清掃を始めた。

 このバイクを2018年4月に買ってから全くメンテナンスしていない。ヘルメットホルダーにCRCを噴霧しただけ。 何だそりゃ

 

だいたいが、買って近所を数キロ程度走ったあと、オイルも水もタイヤすら見ないままランツァは3トンのダンプに乗せられ富山県に運ばれて、そこから雨天350キロ高速走行を強いられている。

f:id:LooGoGo:20220215001246j:plain オレを運ぶ道具扱いのランツァ。これから富山だ!

 

最近は結構乗り回しているし、このままでは余りにもかわいそうだ。と思い至り、元旦からシコシコチェーンを磨こうとしてるわけです。

 

f:id:LooGoGo:20220215001135j:plain

 

さて、油と泥で汚れたスプロケやチェーンをチェーンクリーナーで磨いていると、段々と刻印が露わになってきて、驚きの事実が判明する。

 

てっきり純正だと思っていたリアのスプロケはサンスター製のジュラルミンで、RY-001 という44丁。 慌てて純正を調べると55丁で、20%もハイギアード化されているのか!

 

sunstar RY-001#44

 

2速あたりでアクセルをガバッと開けると、「ハンドルから手が離れてバイクだけすっ飛んで行く」ような恐怖感も感じる、あの猛烈な中間加速でも20%割引だったのか?

まさか、と思いフロントを数えるとどうやら13丁。最終減速比はノーマルの3.438に対し3.385。 ほぼ2%と、体感できない程度だった。

 

 しっかし、このDT230ランツァ、高速でこのまま6速全開続けたらフロントがブレまくって死ぬな、と思うくらいどこまでもスピードが乗る。

今のオフタイヤと無整備では到底恐ろしくて最高速トライなんてできないが、いったい何キロぐらいでるのだろう。

さらに

目ざとい皆さんは既に気づいたと思うが、チェーンに「EX520 SRX」の刻印。そう520チェーンにサイズアップされていた。

そういえばサンスター製アルミスプロケを探したときに、ランツァに合うサイズがなかったのを思い出す。純正は428なのよ。

f:id:LooGoGo:20220215001607j:plain きれいにはなった。注油もした

 

モタードやってる近所のクルマ屋の兄ちゃんは「520に換えて、〜」と言っていた。その時オレは「イヤ〜、チェーンかなり重くなるし、ノーマルが一番だって。サイズダウンすると最高速まで伸びるよ」と、ミニバイクレースで415チェーンを使っていた頃の軽さを思いだして話していたのだが・・・オレが520だったとは!

 

距離の割にスプロケが減っていないと思った理由がここで分かった。「純正はやっぱ持ちがいいなあ」ではなく、交換されていたから減っていなかったのだ。

 

で、とにかくチェーンは428に戻す。

江沼チェン(EK)のQXリングチェーンは [520 SRX2] の重量がおおよそ2kg。一方428の強化版 [428 ZVX] は 132リンクで 1.52kg。その差は500グラム、25%減にもなる。絶対レスポンスに差が出る。

心配される(無用な心配だと思うが)強度は428強化版なら29.5kN=簡単に言うと約3トンの破断強度がある。

エンジンの出力に減速比をかけていき、フロントのスプロケがリアのスプロケを引っ張る力は、1速の最大トルク回転数 7500回転で*1  89.9kgf-mのはず。それは約90kgのものを1メートル引っ張る力・・だよね!?

これに加速度を掛けるのだろうが、10倍でも900kgで3トンにはほど遠い。

計測は後輪を動かないように固定して、1速7500回転でクラッチをスパッと繋ぎ、「ドギャッ!!」とエンスト。といった感じだろうか。

絶対やりたくない。 歯がむしり取られそうな嫌な感じだが、そんな程度ではチェーンはびくともしないだろう。

オレは学がないから物理は良くわからないけど、普通に(穏やかな加減速で)ロードを走る分には420でも行けそうな気がする。むしろ、どうやったらあの頑丈なチェーンを駆動力でぶち切る事ができるのか見てみたいものである。

スプロケット

チェーンを戻すなら当然スプロケもフライスで薄く削らなくてはイケない。

いや違う、普通交換する。車でいうとデフのギア比にあたる最終減速比はノーマルだと約3.44になる。

sunstar 226-16 428

 

某サイトによると、計算上120キロ巡航時の回転数は6660rpm、最大出力発生回転までまだ2000rpm近くもあり、きっちり回すと計算では150km/hを超える。

が、ランツァに限らずオフ車の乗車体勢による空気抵抗とタイヤ、車体特性を勘案すれば実用最高速は135km/h近辺じゃないかな?

ならばそこを限界と決め、110キロ巡航速度から10〜15秒をストレスなしに加速できるようなセットすればどうだろう。 

計算上の135キロ以上は捨てる、と言う選択ならリア58〜59丁、またはフロント14丁程度だろうか。燃費は13km/Lぐらいに落ちそうだ・・・。

 

単なるチェーン清掃のはずが思わぬ展開になったが、さっさと428チェーンとスプロケセットを調達しようと思います。

ジャーまた!

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*1:3.7×2.75×2.571×3.437 ノーマル減速比の場合