バルカン900 新規車検・中古新規登録
バイク屋で買って帰ってきたまま、トラックの上に2週間ほど放置されたバルカン900。
旅行から戻ったオレが助っ人を頼みながらも何とかトラックから降ろし、ガレージに場所を作ってドカの隣に安置された。
だけどまだ車検がない。
車検を頼んでも一向にやってくれない知りあいの整備工場にしびれを切らし、ある春の晴れた日に遂に「初バイク車検」敢行となった。
当然ながらバイク屋に頼むと手間賃がかかる。
ドカの時は結構納得いかない金額をとられた。(ただ通すだけなら15000円〜2万円+諸費用ぐらいが相場かな?)
この際、カネで解決しよう❗と思い、引取から始まり軽いメンテ、車検をバイク屋に頼んだ。 引取料 5500円、税金自賠責15140円、検査代行27500円、クラッチとタイベル点検8800円、排ガステスタ?3300円、基本整備22000円・・・。 ここまでで82240円。
ドカ車検 - 150km試走 - 不具合発覚 [ Ducati S4R] - 重力にサカってる場合か?!
こんなぼったくられるなら自分でやるわい! と思ったが自分でやると面倒だ。でも半日で終わるし驚くほど安く済む。
1. 自賠責25ヶ月に加入し、車検証を持って市町村役場に仮ナンバーを借りに行く。ついでに住民票もとっておこう。
2. 無改造車なら全ての電装類チェックしてブレーキ、クラッチ、タイヤ、ミラー、ハンドルロックなど不具合があれば修理する。 改造車はノーマルに戻したり寸法通りに収まるよう改善する。
3.車検の予約(二輪車 中古新規)と、現金の用意 25000円ぐらい持って行こう!
4. 仮ナンバー付けて陸運局、着いたらまず印紙を買い、車検受付へ行って書類を提出。 ダウンロードできるから書類はあらかじめ記入して印刷しておくべき。これはつまりOCRシート第1号様式だ。
印紙は売場のおねーさんに「大型バイクの中古新規登録」といえば、しかるべき証紙(印紙)を手数料納付書に貼ってくれる。
5. なんか書類をくれるからそれ持って検査コースに並ぶ。いつも車で来るときは空いてるんだけど、何だかこの日は12台ぐらいいやがって、休憩挟んで結構待った。
何で車がら空きでバイク混んでるんだよ!こんなの初めて。
6. コース近くなると検査官が不規則な軌道を取りつつ、いつの間にか車体検査が始まるから跨がってエンジンかけてライト、ホーン、ウインカー、ブレーキ灯などを指示通り操作してハンコをもらう。 空気圧低すぎるとダメよ。
7. コースを淡々と小茄子。
バルカン 900 は何も引っかからずに通過。しゃんとしてる感じでわかる。ライト光軸さえ無調整。*1
ただ、古いバイクの場合、排ガス検査やる前はエンジンかけて温めておく。前の前の人がガス検始めた頃にはエンジンかける。キャブ車でエンジン冷えてるとろくな結果にならない。(経験者談)
8. 不合格なら当該箇所を修正してまたコース入る。また落ちたらまた入る。以下16:00まで続く。(追加料金不要!)
9. 車検に合格したら、今度は登録。さっき行った車検受付に舞い戻りハンコもらって登録用紙とか、合格証とか、自賠責とかを登録の係に出して、無事車検証を受け取る・・、おっと! その前に税金の手続だったかな? あと、ナンバーを受け取り取り付けて帰る。 車と違って封印不要。新規はナンバー代もかかるよ。
まあ次は何するか、係の人が教えてくれるからその通りぐるぐる回ればそのうち終わるだろう。 詳しい書類だの何だのはネットでいくらでも出てる。
ということで
仮ナンバー700円+ 自賠責25ヶ月8910円+ 重量税13年経過で重加算税ありバカヤロー4600円+ 検査印紙2000円+ 新規登録900円 +ナンバー530円 +住民票200円
※最近値上がりや、勘違いもあるのであまり信用しないでください。テスター屋にかからなければ、ざっと18000円ぐらいなのでテスター屋とか、何か部品(球切れとか)、ガソリン入れたりとかがあっても25000円見とけばいいでしょう。
最近の車検証はICチップが内蔵されてるようで、小さくなってた❗
といった車検顛末でした。
↓ 超お勧め! アマゾンで読める
*1:改造車や改造をごまかして通してやろう、とか考えてる人、コケたことがある人などは予備検屋に行って光軸やっといた方がいいかもね。(もちろん自分で壁に当てて調整もできる)オレの場合は落ちたら直すスタイルだから「あらかじめ」は無いけど。
バルカン900 カスタム と言うクルーザー
ドカS4Rの低回転での扱いずらさと結構頻発するバッテリー上がり、にちょっとナーバスになってきた頃、別荘を兼ねた仕事場の近くで売りに出ていた VULCAN 900 Custom。
購入前。第一印象は何でこんなにシートがデカい?! だった
クルーザーを探す
フェンダーが大きくてもっこりしてるハーレーみたいなタイプは生理的に(?)好きじゃないのでシンプルな伸びのあるスタイルのバイクに乗ってみたい。
アメリカンタイプってどうなんだろう、跨がったことすら無いけど。 などと思ってネットを徘徊しまくったところ、スズキのブルバード800が気に入って、探したが・・ない! 滅多にない。
70万とか80万とかなら、ある。
あまりにもないので、400ccのほうでもいいかな、と思ったりしたが、クルーザーに乗るなら低速でも余裕のパワーが欲しい。
小排気量には回す楽しみがあるのは解っているけど、2気筒アメリカンでぶん回しても、誰得?って感じだし。
カワサキのバイクに全く興味がないおれが、ヤフオクの751cc~クラスを見たのは偶然だったが、そこにあったのはなんと「赤い」バルカン900という聞いたことがないバイクだった。
値段は45万。売ってる場所も車で30分のバイク屋さん。なんとなく気になってはいたが、ある日見ると40万になっていた。
距離も22000だし、40万ならいいかも?と思い、何はともあれ「クルーザー・アメリカン」ってどんなもんだか見せてもらおうと、お店にアポを取って仕事帰りに「トラック」で向かう。 実はこのトラックで、というのが今回のポイントであーる。
アルミサビのないきれいなエンジン
跨がって、エンジンかけてギアを入れて・・・。これが900ccのクルーザーか。前輪はやけに細くて大きいのは何故だろう? 慣れてないせいか、取り回しはドカに比べかなり重いし、場所とるなぁ・・などと思案する。
「色々考えてるより手に入れた方が早い」というのは、販売手段が多様化し個人間でもそれなりの市場が発達している現代においては間違ってはいない。
たとえ失敗しても全くの無駄にはならず、数万円の出費、多少の手間で済むのだ。 むしろ程度のよい商品を買っておけば、個人売買で利潤を得ることも可能になっている。
ということでオレとしてはコイツを乗ってみよう!と30分ぐらいで決めた。 ドカも買った値段ぐらいで売る自信もある。
購入決定
おれは帰ってすぐに約1週間、宮崎旅行の予定があった。
「じゃあ手付金を置いていきますので、引き取りは2週間後に。」と言ったのだが、店主が「何とか持ってってくれないか?、ホラ、せっかくトラックもあるし」というような事を言う。 確かに店はバイクで手狭である。
しかしこっちも持って帰ってトラックから降ろす場所もないし、大体がお金を持ってきていない。オマケにスロープもないのにどうやってトラックに乗せるんだ?
事情を話しても「セブンイレブン近くにあるよ。」とか(オレがセブン銀行に口座があることが何故バレたのか?)「スロープは貸してあげるし、返却は2週間後でOK、載せるのも手伝うから。」と言って聞かない 笑。
どっちが客か?
しかし、そこまで持って帰って欲しいなら仕方がない、オレもバルカン人生を始めるに当たってきもちよく取引したいものだ、とセブンイレブンで40万円下ろして来て、バーンと支払い、踵を返して領収書拝受。
さて、ランツァなら現場の足場板を使って、エンジンかけてヒョイって載せるのだが、バルカンは車高も低くホイールベースが長く、底が引っかかりそうな上に相当な重量。
トラックに何とかスペースを作り、相当な長さのスロープを敷いてずっしりと重い270キロぐらいの車体をみんなで載せた。
載せて固縛。しかし載せるために下ろした荷物はどこに積むのか・・。
さて、初クルーザー、初カワサキ。どんな乗り味なんだろう。長距離を走ってみたいがまずは! ・・・車検かな。
次回は車検のようす。 か、ドカ販売記。 興味がある人は以下など
カワサキ バルカン900カスタム | バイクパーツ通販 Webike
ランツァのフロントブレーキ シール交換 キャリパOH
別に漏ってるわけじゃないので交換しなくてもいいといえばイイ。
けどフルード交換する際にキャリパの汚れが気になったのと、ブレーキパッドを外してスコスコとレバーを漕いでると、左右のピストンの出方が違うのでやってみようと思った。
+ キャリパーシールセット フロント ヤマハ品番:3JDW004700 1500円ぐらい
+ 洗油 灯油でいいかな。パーツクリーナーでもいいけど大の半分は使う。
+ 洗浄用ブラシ(プラ製でよい)・必要に応じて少量の600番ぐらい紙やすり
+ ブレーキグリス、無ければシリコングリス:ほんの少量。中型のアリぐらい。でもほぼ間違いなくあった方がいい。
+ ブレーキフルード DOT4 結構使う。500cc缶の 1/3ぐらい?
+ ボロ布 2-3枚
+ 動画見ると手袋みんなしてるみたいだけどオレは滑るから素手。あとで洗えばいいし。あんなビニール袋みたいなのして、良くできるなあと感心してる。
+ 普通のグリス少量 パチンコ玉以下。正しくはPBCグリスを使う。
+ 工具:六角レンチソケット 多分5と6(忘れた) 4と5と6あれば。:エクステンション:ラチェット:「シールリムーバー」というスナップオンの専用品があると素晴らしいけど、無ければピックツールでいい。 こんなの→ https://amzn.to/3MZtkFZ
:プラスドライバー リザーバーの蓋を開けるため。:12ミリソケット:オイル受け皿
・まずはキャリバーが車体に固定してある状態のまま、六角レンチを使いキャリパーピン2本とパッドのサポート(?)1本を緩めておく。 六角レンチ使用はその3本だけだから分かるだろう。裏側からホイール越しに行う。
「カチン!」と音がして一回しぐらい緩めておけばOK。
次に12ミリソケットでキャリパーを取り外す。
3 先に六角レンチで緩めたキャリパーピンをさらに緩め、2本引っこ抜く。さらにもう1本、六角レンチで緩めたナットを取り外すと、パッドが取れピストンが見える。
この時点で洗える物は洗油で洗ってボロ布で拭いておく。
ピストン表面が荒れていればペーパーでおおよそ平らにしておく。
パッドサポート(枠)センター部分にピンがあり、キャリパーにゴムブーツを通して刺さっている。
そのブーツ中には古いグリスが入っています。中身を洗ってもいいけど洗油が残るとイヤなので、どうせなら交換した方がいい。交換しないなら洗わずさらにグリス突っ込んで軸になじませて再装着。この時点ではまだグリスは入れない。ピストンを嵌めて、パッド再装着時点で封入する。
4 ピストンは必ず油圧で抜く。 コンプレッサがあるならエアでもいい。
外したパッドを片側ピストンに当てがい、レバーをスコスコ煽ると片方のピストンだけが伸びていき、そのうち外れます。フルードはリザーバータンクに少しつぎ足す。
抜けたらすかさずオイルを受けて、ピストンを点検して問題なければパーツクリーナーで洗っておきます。深い傷があれば交換。 ※ブレーキフルードは一旦ここでほぼ抜けます。
抜けた穴ん中を見るとオイルシールが2ヵ所入ってるので、ピックツールなどで外し、パーツクリーナーで洗い、中をペーパーで拭いて(異物注意)新品ゴムを装着。(上下無し)※新油のブレーキフルードで洗ってもいい。
5 シールの装着が終わったらブレーキグリスをゴムに薄く塗り、洗ったピストンにもまんべんなく塗る。必要最小限で。 さてここから慎重にまっすぐピストンを入れます。両手で、あまり力を入れず・・ほんの少し揺すりながら・・。
片手で力を入れてやって、「ボコッ」と一気に奥まで入ってしまったら、ほぼゴムをかじっていますね。ゴムをかじっちゃったら、新品シールを買い直してやり直しになります。
ここはブレーキグリスを使わないとゴムをかじることがあります。もう一度外してみると、ゴムの薄い破片が削がれていたりするんですよ・・。いやホントに。 グリスと滑りが全然違うので、ブレーキフルードで代用できません。
それからピストン戻すときはリザーバータンクにオイルがいっぱい入ってると逆流してあふれるので気をつけること。
6 で、次は残り片側を同じ要領で交換します。でもたっぷりエアを噛んでるのでいくらレバーを煽ってもピストンは出てきません。めんどくさがってプライヤーで引っこ抜こうとすると傷が付いて漏れ、ピストン交換になります。
一度エア抜きする必要があります。
7 ひとりしかいない場合非常にやりにくいため、4 の時点で圧縮エアで両方抜く、という手ももちろん有り。左右均等にピストンが出てくればいいんだけど、そうじゃない場合は板を当てがいながらなるべく均等に両方共抜ける直前までピストンを出していく技が必要です。
かなりキツいのでもう少し、というところでもなかなか手では抜けないので、この方法が安全かな、と。
今回ブログに書くつもり無かったため、写真などは撮ってないので文章のみ!
となりました。
やってみりゃ書いてることが分かるかと思いますが・・・、やる前だと何だか分からないカモですね! まー仕方ないです。
リアもパーツ買ったので、その時写真を撮ろう、と思ってますよ。
ちなみに、ですがキャリパー清掃と題してピストンをムリムリ出してグリス塗り、シール交換せず「きれいになりました!」なんてのは時間とグリスの無駄、かえってグリスに砂など付いてダストシール傷めるのでやめた方がいいと思うね。
むしろ脱脂する方向で、ブレーキダストはパーツクリーナーで洗って終わりがいいですよ。
ブレーキ用ラバーグリス 日産が安い
次はバルカン900を御披露目。