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バイク寒い❗️ので防寒用に色々買う <前編>

寒中走行はライダーの宿命

若かりし頃、冬には勇気を振り絞ってバイクに乗っていた。下はパンツ+ももひき+サウナスーツ+綿パン。上も5枚以上重ね着しまくり、首にマフラーをグルグル巻いて団子状に丸まっていたが、それでも寒かった。

手足は厚手の軍手や靴下を二枚重ね、新百合ヶ丘から原宿まで  約1時間をかけて通っていたこともある。それも原付、ヤマハのBW'S (ビーウィズ)で。 

 

周りからは「バウズだバウズ」などと呼ばれた(オレの周りだけだと思うけど)オフロードタイプのスクーターである。

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 ほぼ全開走行時、交差点をいきなり右折してきたインフィニティQ45という当時日産の最高級車の土手っ腹に真正面から突っ込み、そのままバウズと共に地球を離れリフトオフ。

インフィニティ・Q45 - Wikipedia

 

ぶつかった車はもちろんのこと、反対車線と狭い歩道までも飛び越え、角のガソリンスタンドの敷地内に相当の高さから落下し、コンクリート地面に叩きつけられた。

が、まだ運動エネルギーは残っていて、さらに3メートルほど腿や脇腹、ヘルメットを敷地内の仕上げが粗いデコボコのコンクリートにこすり付けながら滑り、頭をガソリンの給油機の周りにあるコンクリート製の台にガゴ とぶつけてやっと止まった。

経験したことのない猛烈な痛さ!

 

さすがにピクリとも動けず、気が遠くなりそうな痛みに耐えていると周りに人が集まってきたようで、

「車がウインカー出さずに曲がった!俺は見た!」とか、

「そんなこと言ってる場合じゃないだろ!」とか、

「おい、大丈夫か、動けるか」などという声が聞こえ、「ぁが・・」とかやっと小声を出して少し動くと、「おお、生きてる」みたいな反応があったw

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記憶は激突の瞬間から飛んでおり、覚えているのは直前うわぶつかる!まで。

次はガガガガガガというメット内に響くコンクリを擦る音だから、一瞬気を失い、ガガガで目覚めたらしい。

 

今思えば脳の防衛本能か、おそらく死を目前に痛みを感じないよう意識は遮断され、「お、生きてる?」と脳が判断して意識を回復したのだろう。

一生に何度もない総距離6メートル越えの空の旅は体感できなかった。

そのあと人生4回目の救急車で搬送されるのだが以降は略。当日明け方に何とかタクシーで帰宅できた。

 

激突考察

さて、例のバウズは友人の連絡によりスタンドの人が保管しておいてくれたのだが、傷が少し癒えた数日後見に行くとFフォークがありえないほどひん曲がって、タイヤが進行方向と直角に向いていたw。

 

おれと一緒に車を飛び越えたBw’s はカウルが吹っ飛んで残りのプラ部分もバキバキに割れ、ミッションケースも衝撃で割れてオイルを散らしており、相手方の忌々しい保険屋の査定が終わると廃棄となった。

 

え〜っと、つまり、何を書こうとしたかというと、真冬の夜中に団子のようになって走っていると、 

1. 寒さで早く帰りたくなり前しか見なくなる。首を動かす事すらおっくうだ。

要は注意力が前方走行一本槍になりがち。

2. その上、手がかじかんでいて指が動かない。手はグリップの形に固まり、どっちかというと腕を引いてブレーキをかけているような感覚なので、咄嗟のブレーキが遅れる。

3. さらに厚手の軍手2枚掛けでなお指が動かない。

 

寒さで縮こまった神経の伝達性能は気温一度下がるごとに3%低下するという説はあるのか無いのか知らないけど、ブレーキは確実に遅れるし、実際おれはノーブレーキに近かったと思う。 

まるでアルカイダ自爆テロである。

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4. 実は団子のような重ね着は身体のプロテクトにほとんど役立たないことを知る。

 

腰やももの服の破れは少しなのに、皮膚がざくざくにすり切れているのだ。不思議だなあ・・。

とそんなわけで、冬にバイクに乗るならまず防寒、次にプロテクトの順番で探したのはいうまでもない。

 

一体いつ防寒装備の紹介が始まるのか 笑。

 

・・・それは次回にすることにした! 

 

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