続々 トルコ(リラ)と イスタンブール株式
トルコリラのほうは戻ったと思えば急落し、そしてまたジリジリ上がりながら急落・・ なんて事を繰り返しているようだ。 こんなもんに付き合っていられない!
リラ相場はボラが高すぎで、スワップなんて無視した完全な丁半バクチである。
いつ売り仕掛けをしようと手ぐすね引いて待ってる奴ら相手に、今だスワップ狙いで買い所を探してるやつはカモられる。(あ、もう全滅したかなw)
そんな中、記事を書いたこともあってトルコ関連で何か有利な投資がないか探してみた所、イスタンブール100という株式指数に連動するETFにあたった。
通貨の急落に引きずられたように直近の株式指数も下落している。単純に下がっただけかも知れないが2017年からおおよそ160%も値段を上げる大相場を演じ、2018年初頭にピークを迎えて下落している。
いわゆる新興国株式で外国資本がどのくらい入っているのかわからないけれども、やれIS支援だのシリア内戦だの、クルドのテロ、難民問題などなど、3年ぐらい前からトルコを入り口とした大混乱の報道をよく見聞きしたが、株式市場は意外と堅調にも見える。
ということはこの株式指数の下落は、通貨下落に引っ張られた一時のリスク回避かもしれない。 もしそうであればここは買い時に他ならない。
5年チャートは上記のような形だが、もっと長期ではどうだろうか?
何と 株価10倍の超右肩上がり!になっている。
ということは、TRY 通貨(FX)や利回りが高いと言われるトルコ国債を、大損ぶっこきながら頑張ってないで、同じ金額をイスタンブールの株式市場に投入していたら5年前辺りからでも20%程度のキャピタルゲインと、毎年5〜8パーセントのインカムを手にしていたことになる。
そして大幅に下落した現在でも利が乗っている、という夢のような(?)状態だ。
この記事にびっくりして*1、早速トルコの株式市場に投資したい人は、日本にいながらも幾つかの選択肢がある。香港やシンガポールの証券会社に発注しても「日本にいながら」ではあるが、ここでは日本の証券会社等で買える商品にしておく。
NASDAQに上場しているETFで、2018/8/30 現在、1株=21USD ぐらい。 ティッカー TUR。
株式だから下がり続けても0になることはまず無い。今買えば利回りは4.8パーセント以上*2だ。 ドル建てなのでトルコリラがどうだろうが直接の影響はなく、(間接的にはもちろんある)追従するインデックスはBIST 100ではないが、時価総額から行くとほぼトルコ株式市場全体をカバーしている。
TUR 銘柄 - iシェアーズMSCIトルコETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
・投資信託
全くお勧めはできないけれど投資信託はいくつかある。その中でインデックス追従型のものは2種類程度だった。 そのひとつはメルハバ。何だメルハバって?
トルコ株式オープン(愛称 メルハバ) | 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
このファンド、過去5年間のパフォーマンスはマイナス43%と、金が減る一方。ヨコヨコでも信託報酬で2%もとられては勝てるはずがない。
これがオレが勧めない理由なんだけど、一方で、これだけ下がったのだからもう上がるしかないかな?と考えるのは自由である。
・個別株
多分買えない。 見当たらなかった。
・・・というわけで、話題にはなるけど日本からの投資として機能するのは今のところETFのTURぐらいだ。
それもリーマンショックで大暴落した水準まで来ている=これはチャンスだ!と思える人用の勝負対象で、冒険をしたくない人はエマージングETFなんていくらでもあるから*3 それを買っていればよろしい、と思う。
インデックスのファンドやETFがいくら「投資として正しい」方法で、地道に10年とか20年やって何ごともなければいいけどさ、一発の世界的な暴落で元に戻っちゃったらこの20年は一体・・・なーんて事になって、オレなら立ち直れないね。
周りと比べればマシだった、だから自分は正しかった。ていうことにして自分を納得させるしかないでしょ?
人間は他人と比べて初めて自分がわかるから。
オレはいくらナントカ理論がノーベル賞を取っても「投資として正しくない」方法を止める気はない。 全然正しくなくても増えてりゃいいんでしょ、要はw
前の記事 ↑
やっぱね、結局一発当てなくちゃ金持ちになれない。インデックスやって金持ちになるなんて、夢ですね。 オレもETF買ってるけどさ、ドーなのこれ?って感じだね。
財産が無難に10%ぐらいは増えるでしょう、上手くじじいになるまでやってれば倍ぐらいになるかもですよ。
それでもインデックスで100万円が5000万になることは・・?
たったの50倍だがまずないと言えるでしょう
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続!トルコリラ TRY JPY
10日ぐらい前に書いたトルコリラの話。
2008〜2009年頃やっていたけど殆どFXをやらなくなってからは忘れていた。
高金利は相変わらずのようで、証券会社担当からオファーが来なければ、また、「秋にイスタンブールへの旅行」がなければ目にすることもなかっただろう。
で、17円を目指していこう! なーんて書いた TRY/JPYが、もうとっくにすっ飛ばしてとうとう15円台になってしまったらしいw
・・・では一体いくらを目指せばいいのか?
まさかココで買う?
それもいいだろう。 全額吹っ飛んでも15円だからね
500万の円資金で、今ならおおよそ33万3千 TRY。
1リラ50円まで戻れば16,500,000円 になる。
500万がいっせんろっぴゃくごじゅう万円!
10日で7円も下がるんだから、半年で35円ぐらい上がりそうなもんだけど、普通そうはいかない。
Goldでも株でも大概そうだけど、上がるのはゆっくり、下がるのは急落だ!
これがタマんなくて売りはヤメられないんだけど、リラの場合ここまで下がるともううま味はなさそう。
でもこれから10円台を切る展開になるかも知れず 9円目指して売るのも全然あり、勝負はわからない。
さて、例の証券会社のにーちゃん(女性は異動になり担当が変わった)にはなんて言おうか。
10年国債利回りが一時49bp上昇して19.68%に達した
トルコ・リラが最安値更新、10年国債利回りは過去最高付ける - Bloomberg
↑ こんなニュースもあるし、トルコリラの利付債券なら、利率10%以上で額面10万トルコリラ=150万円分ぐらい買っとくかな〜。実質利回りは25%を超えてるし!
なんて思ったあなた。
これはマネックス証券 ↑ もう売ってませんが
スプレッド往復4円で負けますよ。
いやもちろん必ず負けるわけではないが、17円でも買値は19円、償還時変わらず17円だとしても15円両替。さらに税金20%、問答無用に引かれる。
私もざっと計算したところ、もし2円下がって15円になっただけで20万円近く損失になります。
まあ、上がればデカいんで止めはしませんが・・。
よく考えてみよう、10万リラは170万円。 往復4円というのは、40万円ですよ!?
こんなの勝てるか!! 笑
おわり
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トルコリラ
1週間ぐらい前、証券会社の対面担当からオファーが来た。
トルコリラ国債。
金利は17.数%、残期間1年半ぐらいで発行体はAAAらしい。
色々と説明してくれたけど、ここまで下がったんなら慌てて買う必要もない。「トルコリラが10円台になったら買う」と言ったら、ああ了解みたいな感じだった。
17〜18円台に突っ込んだらさすがにいいだろうと思うね。 シリア内戦もロシアのお陰で終息しつつあるし。もうアメリカはISを支援(公然の秘密)しないだろうからトルコも下手に手を出せないでしょう。
またもやクルド人は使い捨てかな。リラに関係ないか。
という事で金利の高い通貨は長期的には下落する、これは正しい。
そうでなければ金利が高くて通貨も上がるんだったら買わないやつは計算できない馬鹿だ。そんなうまい話はないのだ。
という事は、インフレ何とかしないと通貨は下がり続けるから国内、国外共に安定しないとリラはまだ下がるんだろう。
オファーが来た時は1リラ = 22.2円、今は21.95円。
いくらで買ったか知らないが、大丈夫なのか? この人たち。
大丈夫なわけネーだろ。
オレは17円目指していこう!
つーか、秋の旅行はイスタンブール経由。下がりまくった通貨で革製品でもドカーンと買ってこよう。
*1:1年前の記事。
金が下がってる
先週から金が下がって来ている。
ここ2日くらいは足踏みしてるけど、月曜に注文した4413円の買いはヒットしていない。月足だとまだボチボチ上昇しそうだが週足で見るともうひと下落ありそうにも見える。
敢えてここで買値を下げず、放っとこうと思う。買えなくても良し、買えて50円位戻ったらドテン売りしてみようかと。